BOOK1

□偶然という名の過去
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「あのさ、とりあえず君が何なのかくらい教えてくれないかな?」



「・・・分かりません」



分からない?



しょうがない、か・・・



弓親は、相手が何なのかを探るのはやめることにした。



「じゃあさ、」



そう言って、ふわりと、浮き上がる。



「せめて、面と向かって話してくれないかな?」
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