BOOK1
□秘密が彼を蝕む
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・・・彼女のことか?
弓親は、顔をしかめる。
誰にも気づかれてはいない、そう思っていたが、
「どうかしましたか、綾瀬川五席?」
卯ノ花は、見過ごさなかった。
「・・・いえ、何でもありません。」
そう答えるのが、精一杯だ。
「・・・そうですか。いえ、何か知っておられるのかと思ったものですから。」
失礼、卯ノ花はそう言うと、報告を続ける。
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