【BL】家庭教師×生徒

□焦らしぷれい
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「…で、…だから…ここを…」



全然頭に入ってこねぇ…


いや、いつも入ってこねぇけどさ…
なんか…健介が…


手、出してこねぇ…


いやいやいや、襲われたいわけじゃなくてさ…
なんかこう…
違和感っていうか…



「で、こうなって…証明完了。
わかった?」


『あ…ッ?え…あ、ああ!わかったわかった!』


「…
じゃあ、これ解いてみろよ…。」



と、前に差し出される俺には到底解けないであろう長文問題



『…ぁー…聞いてなかったわ…』


「頼むから話くらい聞いてくれよ…。」


『ん…』


「はー…そんなに襲われたいの?」


『は…っ!?いやいやいやいやいや!!ばっかじゃねぇの!?んなわけねぇだろが!!』


「落ち着け。」



ふーふーと息を荒げる峻



「誰のせいで手出せねぇと思ってんだよ…」



溜め息をつく健介



『は?』


「お前の親御さんに成績が上がってないって言われたんだよ…。」



ごもっともだ。
でもそれは俺が勉強をしないんじゃなくて、健介が手を出してくるからで…



「俺のせいとか考えてんだろ。」


『ぇ…っ』



完全に心を見透かされた峻



「とにかく、お前の次のテストが50点上がらないと、俺家庭教師外されるんだけど。」


『え!?
なんでだよ!!』


「お前の成績が上がらないからだろ。」


『そう…だけど…』


「じゃ、頑張れ。」



頑張れって…

こいつ…
ヤ…れなくなるの…嫌じゃないのかな…?



ちょっと傷つくかも…

いや!でも!
こいつも大人だから!
一応!!



「わかったらさっさと勉強したまえ。」


『うー…』



〜健介side〜

ムラムラするムラムラするムラムラするムラムラする

犯してぇぇぇ…ッ
触りてぇよぉぉぉぉ…ッ

峻の脳みそのバッキャロー!!

なんでこんなものも解けないんだ!?


変わりにテスト受けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…ッ



〜峻side〜


やだなー
勉強は嫌だけど、健介意外に教わるなんてもっと嫌だ…


よし、俺決めた!

次のテスト頑張る!!












〜テスト返し日〜

『ぃやったぁぁぁぁぁあ…ッ!!』


「おぅ…ッ!?」



突然部屋に入ってきた峻の雄叫びにビビる健介



『健介!見て!!50点上げるどころか100点取っちゃったよ!!どうしよう!?』


「やっとかよ…」



そう呟くとベッドに投げられる
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