【BL】オリジナル
□3日目
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相澤「なぁ、坂野。」
『んぁ?なに?』
今坂野に声をかけたのは友達の相澤
そういう関係じゃない。
断じて違う。
相澤「今日さ、暇?久しぶりに遊ばねぇ?」
『あー、うん。』
いつもは岸沼と帰るところだが、たまには友達と遊びに行くのもいいな。と思い、今日だけは断ろう
なんてことを考えていたら
「はぁ?」
『あ…』
タイミング悪すぎじゃねぇか
「俺と帰るんじゃないの?」
明らかに不機嫌
どこから見ても不機嫌
相澤から見てもわかったらしい
相澤「あ…そうなの?じゃ、いいよ。また今度な。」
気を利かせたのか、教室からそそくさと出て行く相澤
相澤「じゃあな。」
笑顔で手を振り、去っていく我が友
「で、どういうこと。
浮気か?」
『はぁ?ちげぇよ。相澤は友達!
いいか?
と も だ ち !』
「ふーん。
じゃあさ、なんで遊び行くっつったの?
お前は俺と帰るんじゃないの?」
『…それは…
たまにはいいかなって…思って…』
「へぇ…たまには、ね。
たまには俺以外とヤってもいいとでも思ったのか。」
『ちげぇよ…!馬鹿!!』
「信じらんねぇな。」
と、言い捨て岸沼は坂野の服を脱がしにかかる
放課後の教室で、だ
『ちょ…ッば、馬鹿ぁ…ッドアホ!こ、ここをどこだと…ッ』
「馬鹿じゃねぇし、ドアホでもねぇ、ちょっと性欲が強いだけ。で、ここは教室。」
『わかってんじゃねぇかよ…ッ!』
「暴れてもいいぜ?
人くるかもだけど。」
『…ッば…っか…!』
そういえば教室のドアに鍵はかかっていない。
人が通れば一発で気づかれる
「…人に見られたくないなら…大人しくしろよ。」
こいつ…確信犯だ。絶対。