【BL】家庭教師×生徒

□出張教師
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『あれ?食べないの?
あ!やっぱ甘いの嫌いなんだ!!』


「〜〜〜…ッ
そうだよ!嫌いだよ!悪いかぁぁぁ…ッ!?」


『やっと言った!』



パフェを口に運びながらキャッキャッと笑う峻



「それ全部食えよな…」


『わかってるって!』













―――――――
――――
――


その後色々なところを回り、今は両親とも旅館についていた



母『じゃ、峻は健介先生と同じ部屋だから』


『え!?』


「部屋までとって頂いて申し訳ないです…」


母『いいのよ健介先生!
峻をビシバシ扱いてやって!』


「はははっ
ありがとうございます」



やめろよな母さん…

こいつまじで扱きあげてくるから…



『なんで、部屋違うんだよ…』


母『私はお父さんと…』


『言わなくていい』


母『あ、ご飯の場所もバラバラだから』


『それはなんで!?』


母『ちょうど席が2つづつしか空いてなくてね』


「いいじゃないか峻くん」



100%の作り笑いを浮かべる



母『じゃあね〜』



軽く会釈する健介



「……
さて…」



肩を掴まれ、身体が跳ねる



『なッ…なんだよ…ッ!』


「声裏返ってる」



笑う健介



『〜〜〜っうるせぇ…ッ!』


「じゃ、俺らの部屋行くか」


『ん…』



部屋番号は確か801
番号からなんだか危ない匂いがする



「へー
結構広いなー」


『本当だ!
わぁ!ベッドー!!』


「おい…」


『なんだよ』


「ベッド、一つしかなくね…?」


『…ッ!?なっ…なんで…ッ!?』



もしかして母さんに感づかれているのかと思うくらいよくできた話だ



「お前の親御さん…気づいてんの…?」


『俺もそう思った…』


「とりあえず、風呂行くか…」


『温泉!行こ!』



温泉で裸になるのは大丈夫なのかコイツ
















「早くタオル取れよ」


『先行ってろよ!』


「やだね」



端から見たらふざけあってる兄弟にしか見えないだろう
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