過去夢@

□白夜光 04
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ライトの手がついに脇腹へ来て、昨日スバル君に噛まれた場所に当たった

それまでは我慢できていたのに、痛みでつい声を上げてしまった

「あぁ〜ここね。スバルってば結構エッチなとこが好きなんだねぇ、意外♪それともユイちゃんがおねだりしたの?」

着替えたばかりのシャツがめくられ、傷があらわになる

『ライト、お願いやめて』

「イイじゃない。スバルには許したのに僕には抵抗するの?ひどいなぁ、ビッチちゃんのクセに!」

ライトは凄い力で私を流し台に押し付け、背後から私のシャツのボタンを一つずつ外していく


ライトの舌が傷のある右脇腹をツツーっとなぞった

『んっ!』

そのまま全体をペロペロと舐め回される

「んんっ…ねぇ…こんなに深く噛まれちゃって、そんなに気持ちよかったの?ハァッ…たくさん鳴いた?僕のキバより良かったのかなぁ?」

『そ…そんなこと』

「きっといやらしいユイちゃんのことだから、スバルにも気絶させられて、あられもない恰好になったんじゃない?ん?」

『ッ…ち、ちがう!スバル君はそんなことしない!』

(気絶させるのはアンタだけよ)

私が罵倒されるのはもう慣れている。だけどスバル君の事を悪く言われたような気がして、ムッとしてしまった


そんな私の気持ちを知ってか知らずか、ライトの行為はエスカレートする

ついにライトの舌はスバル君のつけた傷跡のまわりをクルクルと刺激し始めた

まるで、狙いはここだと合図するように


さすがにこれ以上は本当にヤバい

本気で止めてと伝えようと、ライトの方を振り向いた時


『ッ……ら…いと…?』


彼はまた、見たことのないような悲しい目をしていた


光を失ったような、冷たい目…


驚いて固まってしまった私に、ライトは再び口を開く

「ふーん…そんなにスバルが大事?だったらそのスバルが付けた傷、僕がぜ〜んぶ消してあげるよ」

『んっ…いたっ』

ズプッと嫌な感覚の次に、ジュルジュルと血をすする音

スバル君の傷の真上からライトがキバを突き立てたのだ

鋭い痛みと、痺れるような快感が傷を中心に体中を駆け巡る


いつもより深く、乱暴な吸い方だった

「んん〜 ハァ…やっぱりオイシイなぁユイちゃんの血は。この前飲んだばかりなのに、もう欲しくなっちゃったよ」

『やっ…』

「ねぇ…もっと声出して…?もっと嫌がりなよ。んっ!ホラ…こんなに僕のが深く刺さってるよ?」

他の場所には一切触れず、ただそこだけに深く突き刺す

吸血というよりは、スバル君の付けた痕を自分のモノへと変えるような行為
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