過去御礼SS
□スバルとテディの長い1日 C
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何とかライトを部屋から追い出した俺は
メシを喰いに台所へ行く事にした
『コイツは……連れて行くしかねーか』
またライトが部屋に忍び込むかもしれない
とりあえずクマを脇に抱えて廊下へ出る
(……あ、シュウだ)
相変わらず耳にイヤホンさして、何考えてんだ?
いつもの如く、ただスレ違おうとした時
「……!?」
シュウの奴、俺を二度見しやがった!
しかも、すげー驚いた顔で
(クソッ!俺がクマ持ってるのがそんなに珍しいかよ!)
ついに奴は足を止め
「オイあんた……スバルか?」
声までかけてきた
『あ?そうに決まってんだろ!』
シュウの顔を見ると
わざわざイヤホン外してポカンとしてやがった
「そうか……良かった。俺の目がおかしくなったのかと思った。それかカナトがイメチェンしたのかと……」
『んなわけねーだろ!このクマはな……』
「いや、趣味は人それぞれだし、深入りはしねーよ。何なら他の奴らには黙っといてやる」
今度は憐れむような目を向けてきた
『いやっ!違うこれは…』
「じゃ、俺は寝るから…頑張れよ。色々と」
『オイ待てシュウ!!……』
説明する間もなく、部屋に戻ってしまった
(クソッ!誤解されちまったじゃねーか!)