過去夢@
□白夜光 04
1ページ/4ページ
昨日は結局あのままスバル君のベッドで眠ってしまった
まだスヤスヤと眠っているスバル君を起こさないように部屋を出て
自室で服を着替えたら、のどが渇いたのでキッチンへ向かった
ゴクゴクと流し台の前で水を飲んでいると、背後からライトの声が聞こえた
「ユイちゃんおはよう。ねぇ…昨日部屋に戻らなかったみたいだけど、一体誰の部屋でイイコトしてたのかなぁ?」
(「誰の部屋」って言ってる時点でほとんど知られてるような気がするけど)
『変な言い方しないで。ちょっとスバル君に用があっただけだよ』
吸血されたことはできれば言いたくなかった
「へぇ〜。ごまかすの?言ったよねぇ、ヴァンパイアは鼻が利くって。今のユイちゃん、血の匂いがプンプンするよ?吸血されてたのバレバレだって。しかも深〜く」
ライトの声がどんどん熱を帯びていき、興奮しているのがわかる
『っ!!』
「ねぇ、一体どこを吸われちゃったの?」
ライトに背を向けたままの私に、彼がどんどん近づいてくる
小刻みに震え始める手足
怖いけれど、逃げたくはない
「首筋には…無いみたいだから、服に隠れた場所だね。ココかなぁ〜?」
後ろから太ももをスルリと撫で回される
『ちょっ…ッ!』
「うーん、違うみたい。じゃあココ?」
今度は背後から抱きしめられるように腕を回され、お腹や胸元をまさぐられた
『そこは…やめて…あっ!』