庭球

□0721
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7月21日



何処ぞの変態が創ったのかは知らないが今日はオナニーの日だ。
せっかくだし、跡部の自慰姿が見たい。
そう思って前々からこの日の為に色々準備してきたのだ。
例えばセックスを我慢したり、飴玉の催淫剤を用意したり、今日跡部が俺の家に泊まるよう約束をしたり……
全ては今日という日の為に…















「にしても久々にお前の家に…ッんぐ…」

ベッドの上に座る跡部に飴玉を食べさせる。

「貰った飴玉なんやけど、めっさ美味いで?」
「ふ、そうか…」

不敵に笑みを浮かべると跡部は飴玉をかみ砕いた。

「?…ッぐ…!?」

何をするのかと不思議に思っていたら不意にキスをされ、飴の欠片が口の中に入って来た。

「んぐ……ッ」
「ウマいんだろ?ならお前が食えよ」

俺の口を手で塞ぎ、ペッと口に残る飴を吐き出す跡部。
このままではマズい…。
そう思うも跡部の腕から逃れる事は出来ず、モタモタしている間に飴は溶けた。

「ツメが甘いんだよ」
「ッ……」

次第に襲い掛かる甘い疼きに力が抜ける。

「こんな事だろーと思ったぜ…」
「ッ…ぅ…」

俺の様子を見て跡部は呆れ口調に言う。
「テメーの考えなんてお見通しなんだよ。どうだ?飴の味は」
「ッ…触ってや、景ちゃん…」

みるみる増してゆく疼きに逆らう事なんて出来なかった。

「フッ…なら自分でイッてみろよ。ちゃんと出来たら触ってやるぜ」

鬼畜に微笑む跡部が恨めしい。が、元は自業自得。俺は早くこの疼きから解放されたくて言うことを聞く事にした。



 
 



「おら、もっと脚開けよ。見えねーだろ」
「ッン、ん…」

脚を左右に大きく広げ、先走りがダラダラとみっともなく漏れている自身を片手で扱きながら、空いている手では胸の突起を弄る。

「見られて感じるなんてとんだ変態じゃねーの。アーン?」
「ひっ…ぁ、んぅ…」

薬と、跡部に見られているという事が興奮を煽った。

「…っは、言わ…ぁ…といて…ッ」

それでも手は止まらず確実に絶頂へと追い上げる。

「…ぁ…あん…ッ…ふ…あぁ」
「気持ちよさそうだな?」
「ひ…あッ…く…っああん!!」

呆気なく絶頂を迎えた俺に跡部は満足げに笑う。

「っは、はぁ…景ちゃん…」
「ちゃんとイけたな」
「ッ…んぅ、」

まるで褒美とでもいうかの様にキスをしてくれる跡部。
両の耳を手で塞がれ舌を絡められると水音が直接頭の中に響く。

「…っふ……ぁ…」

唇が離れるとどちらのともわからない銀糸が名惜し気に引いて切れた。

「たっぷり可愛がってやるよ」
「ッく…あ…」

耳元で囁かれると跡部の指が後孔を撫で、つぷりとナカに入って来た。

「スゲー、きゅうきゅう」
「あ、ん…んぅ…」
「食いちぎられそうだぜ」
ビクビクと大袈裟なくらいに反応する身体。

「…早う…景ちゃ……ッ」
「アーン、欲しいのか?」

問われて大きく頷くと跡部は満足げに笑う。

「少し、我慢しろよ…」
「ッあ!!」

ゆっくりと、俺を気遣って侵入してくれるがやっぱり痛くて呼吸がままならなくなりそうだ。

「ッあ、ひ…いたっ…ああ」
「…ッ、力抜け…!」
「無理…やぁっ…!」
「ッく…」

俺の自身を扱き、快楽で痛みを和らげてくれる。

「あッ、あん…ぁ…」
「ッ…入ったぜ、侑士…」

一瞬、時間が止まった気がした。額に汗を滲ませながらも微笑む跡部に見惚れたのだ。

「…ぁ…景ちゃ……んぅッ」
「元は自業自得だが仕方ねえ、…最後まで付き合ってやるよ」「ひ…あッ、ああぁ…!!」
「ッく…!」

俺がイくと跡部も達し、跡部は言葉通り俺の薬が抜けるまで付き合ってくれた。










ホンマは跡部の自慰が見たかったんやけど…
気持ち良かったし…ま、ええわ。


fin.
 

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