庭球

□こういう場所だから
1ページ/1ページ

 


「あっとべー」

部活が終わり、レギュラー陣専用の部室に備えつけのシャワールームで汗を流していると、扉の方から声が聞こえたが無視をする。

「ちょっ!無視せんといて!!」

扉越しに喚く忍足が鬱陶しい。

「なあ景ちゃん、背中流しっこしよーや」
「却下だ。」

間髪入れずにきっぱりと言ってやる。

「何でなん!?ええやん!背中流しっこ!!」
「フン、テメーの事だ。どうせまたロクでもねー事考えてるんだろーが。アーン。」
「部室えっち!部室えっち!景ちゃんとえっちしたいねんっ!」

何が部室えっちだ。この万年発情期が。
盛るバカを無視し、身体も洗い終えると俺はシャワールームを出ようと扉をあけると、ずっと扉の前に立っていた忍足にキスをされた。

「退け…ッん…ぅ…」
「宍戸達ならもう帰ったし、ええやろ?」
「わかってんのか?ここは部室だぞ」
「景ちゃんの嫌がる顔ぎょーさん見られるやん」

ッの、鬼畜野郎!!

「なあ景ちゃん、シよ?」
「ッふ…ぅ……んん…」

するりと、肌を撫でてくる手が擽ったい。

「景ちゃんの肌、相変わらず白くて綺麗や。ここも可愛えし。」
「ぁんっ」

胸の突起を弄ばれて、女みたいな声が出てしまう。

「乳首で感じるん?」
「ッ…るせ…、お前のせいだろっ!」

この身体は散々奴に触れられているから、忍足に触れられると気持ちがよくて、どこも性感帯みたいになっちまう。

「お前が、触るから…」
「アホ、景吾それ殺し文句やで。我慢できひんくなるやろ。」
侑士はしゃがむと、既に先走りが溢れる俺の自身を一舐めし、口に含んだ

「ひゃ、ぁ…やっ、ゆ…しぃ…」

舌で舐められ、口に入らない部分は指で扱かれ、気持ちよくて理性が吹っ飛んでしまいそうになる。

「ッあ、ぁん、ンン…ぅふ…」
「我慢せんでイき」
「やっ、あ、らめっ…出る…出ちゃ…ぁああっ!!」

俺は欲を吐き出し、侑士はそれを残さず飲み込んだ

「ごちそうさん。美味かったで景吾。」
「っの、バカ!…ぁう!」
「もっと気持ち良ぉしたる」

つぷりと侑士の指が秘部に侵入する。

「…っう、ん…」

意図を持った指がナカを掻き回す。

「景ちゃんナカ、めっちゃヒクヒクして俺の指離さへんよ?」
「…っ…いう、な…!」

徐々にナカに入る指を増やされ、ぐちゅぐちゅと聞こえる卑猥な水音が耳を犯す。

「そろそろやな」
「ぁ、ん……」

指を抜かれると、熱いものが宛てがわられた。

「入れるで」
「ン…ぃ…あぁッ!」
「っく…」

俺を気遣ってゆっくりと侵入してくる侑士の自身

「…はっ、ぁ…んぅ…」
「…ッ…入ったで景吾」

そう言ってキスをしてくる侑士に応えるように舌を絡める。

「ぁ…ん……ッふ…」
「……動いてええか?」

侑士の問いにコクりと頷くと、ゆっくりと動き出した。

「…っは、ぁ…あん…」

侑士が動く度に俺のイイところを掠る。

「ッあ、あぁ…イく…侑士…イっちゃ…あン!」
「ほな一緒にイこか」
「…ふ…ぁ、ああんッッ!!」
「ッ…!」

俺が達するのとほぼ同時に侑士も達し、俺はそのまま意識を手放した。







次に目を覚ますと身体は綺麗に洗われ、制服もしっかりと着ていた。


「だりぃ…」
「…はい」
「腰痛え」
「スミマセン;」

ソファーに横になる俺の前で床に正座する忍足

「散々ヤりやがって…」
「…ほんま、堪忍な;」
「……腰痛えから俺様の荷物はテメーが持てよ」
「ほなら景吾ん家でもう1ラウンド…」
「調子に乗るな変態っ!」

こういう場所だから盛るんじゃなく、結局どこでも盛ってんじゃねーか。
忍足を叩くと渇いた音が部室に響いた…。



fin.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ