長文部屋
□A secret meeting
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ガシャン…
金物が割れる音が響く。
床には粉々に割れた物が散らばるばかり。
それでも足りないと言わんばかりに火神は部屋のものを壊していく。
「どうしてこうなったんだ…?」
シンと静まりかえるそこには彼ひとり。
棚に置いてある写真を虚ろな目で見つめる。
「何故、気づかなかったんだ…どうして?力が使えない?」
写真に写るのは楽しそうに笑う火神と黒子。
「何処に行ったんだよ。黒子。」
無事でいてくれ…
ふらふらと寝室に向かい、ベッドに倒れこんだ。
また、眠れない夜が始まる…
【A secret meeting】
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