長文部屋

□Mission 1
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「うふふふふ・・・」


不気味に笑う眼鏡女を見て、教室から出てくる生徒は若干引き気味でもある。
そんな怪し…いや、ナイスバディな眼鏡っこの視線の先にいるのは入学式からずっと観察している黒子テツヤ…とその友人火神大我だ。


「おい黒子。帰るぞ。」

「あ、はい。」

窓側の後ろの席が二人の席である。前の席が火神、後ろが黒子。
火神が立ち上がり振り向いて声をかけるとちょうど支度が終わった黒子も立ち上がった。

「帰りにコンビニに寄ってくだろ?」

「はい。ゴリゴリくん食べたいです。」

「お前はコンビニに行くといっつもあれだよな。」

「火神君は毎日違いますよね。好きなものないんですか?」

「んぁ?俺にだって好きなもん位ある。」

「どうせチーズバーガーですよね。」

「…んだよ。お前はバニラシェイクだろ。」

「マジバのバニラシェイクは神です。馬鹿にしたらイグナイトかましますよ。」

「うっ…それはマジ勘弁。」






「へぇ。黒子君ってコンビニではゴリゴリくんで、マジバのシェイクがお気に入りなのね…ってかイグナイトって何かしら?」

二人並んで帰る姿をウォッチングする桃井はメモ帳に彼の情報をどんどん追加していく。
二人はしばらく歩いた後、近くのコンビニに寄りアイス片手に外でまったり会話をしていた。

「いいなぁ。男子って。」

電柱に隠れて二人を見てつい呟いてしまう。
男子の友情って、なんか純粋で憧れる。


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