短編
□不思議の国の…?@
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とある昼下がり、木陰で読書をしていたら、
「ねーねー、君かわいいっすね!!一緒に来てくださいっす!!」
金髪のイケメンが現れました。
しかし彼は異常だった。金色の髪から覗く長い耳。
「…僕男なんで、可愛いと言われても嬉しくないです。それにウサギ耳のいかにもコスプレ野郎には近づくなって言われてるんで。」
「これは本物っすよー。俺はウサギの種族の黄瀬涼太っす!!俺の国には色んな人がいるんだけど、その国の王からの色白水色少年を拐ってこいと命令を預かりました!!だから、一緒に来てください。」
有無を言わさず少年を抱き上げると、草むらに隠れていた穴に自分共々飛び込んだ。
「レッツパーティー☆★」
黄瀬の声は高らかに響いた。
【不思議の国の…?】
少年とウサギ