dream
□chemicalscope
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「零名ありがとう。ご馳走様!零名の作ったビーフストロガノフ物凄く美味しかったよ。」
「どういたしまして。私お皿洗ってるから先にお風呂入って良いよ。」
「・・・・わかった。じゃあ、お風呂使わせてもらうよ。」
もうすぐやってくる。私が待ち焦がれていた瞬間が。
今日はヒロトが私の家に泊まっていく。
私たちは以前にも二、三度こうゆうことがあったが、今日の私の心の中には以前とは違う企みを孕んでいた。
『入浴中のヒロトをこっそり撮ってやろう』と。
私はヒロトの裸を見たことが無いわけではないが、誰かに見られている気などなく、リラックスした状態の彼の裸が見たくてしょうがなかったのだ。
脱衣所と風呂場にはすでに父親から借りた、いくつかの盗撮用小型カメラが設置されている。
私は盗撮内容が映る画面に向かった。