dream
□苺マシュマロの食し方
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彼が私の家に初めて泊まろうとした夜のことだった。
私はおそらくこれから始まる初めてのxxxに備えて全身を必死に磨いていた。
そして、ライトグリーンのネグリジェに着替えて(裸にバスタオルになる勇気はありませんでした★)、彼の寝ているベッドに近づいた。
彼はぐっすり眠っている様子だった。
頭が小さく見えたのは枕が大きすぎるためだろう、その時はそう思った。
ところが吃驚仰天。
そっと布団を剥がすと、そこにいたのは彼そっくりの、でも年は3、4歳くらいの少年であった。
「ちょっと・・・この子だれなの?ヒロトの弟かな・・・?」
取り敢えず少年を起こしてみることにした。
「僕、僕ちょっとおっきして!!」
「うーん・・・・・。なんだよ・・・。」
少年は眠たげな目でこちらを見上げた。
病的なほど白い頬にややつり気味の緑の瞳。
やはり彼に驚くほど似ている。
「ねえ、僕。お名前はなんていうの?」
「・・?ぼくは基山ヒロトだよ!?おねえちゃん・・・だれなの?ここはどこなの!?」
信じられなかった。こんな超次元的なことが起こり得るのか。
でも、なんらかの理由で14歳の基山ヒロトが幼稚園児の基山ヒロトになってしまったとしか考えられなかった。
「私は貴方のお父さんの知り合いよ。お父さんに頼まれてあなたを預かっているの。」
「ふーん・・・。とうさんはすぐむかえにくるの?」
「ええ、きっともうすぐ来るわ。それまでお姉さんと一緒に遊びましょう?」
「・・・・うん。」
彼はベッドから降りて体育座りになった。