*Long2*

□となりの彼氏 6
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初夏が近付き
だんだん照りつける日差しが眩しくなっていけば
夜も以前よりもすごしにくくなる。



5階だし、オートロック付きだし、と
私はすっかり安心しきっていた。



まだクーラーを入れるほどの暑さじゃないからとベランダを網戸にしながらベットに入った私は、



がたんっ 


という物音で目が覚めた。



なっ、なんだっ!?



びくり、と硬直した体をおそるおそる起こして部屋を見渡す。


なんだか嫌な感じがしたので窓も閉める。






そうして再び布団に入ったその時だった。






ドンドンドンドンドンッ
ドンドンッ





―――えっ?




ガチャッ、ガチャガチャガチャッ




強く扉をたたく音と、
何度もドアのぶを回す音が聞こえた。



そうしてうるさいその音に混じって時折男の叫び声みたいなのも聞こえる





ドンドンドンドンドンッ



「開けろよ―っ、起きてるんだろ―っ」




ガチャッ、ガチャガチャガチャッ



「か・・・るぅ―っ!」




私の苗字は柏木だ。
最後の音が「る」ではない。これは・・・




明らかに部屋間違いだっ
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