輪廻の中から抜け出して
□9 結婚
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イ「随分急だけど…。おめでとう!!」
マ「意外と驚かないな…。」
イ「まあ、はやいかおそいかだからね。兄さんが旦那なら心配ないよ。僕より弱いやつだったら潰すとこだったけどね。」
マ「お前より強いやつは俺しかいない。」
イ「それもそうだね。」
ひ「マダラ様、ライラ様の準備ができました。」
メイドのひすいがきてマダラに伝えた。
イ「んじゃ、兄さんいってらっしゃい。」
マ「あぁ。」
あれから2日、マダラお得意のスピードによってもう式を挙げることができた。
さすがうちはの頭領。
頭領の結婚ということで一族みんなが大騒ぎだそうだ。
か「ライラ様大丈夫でしょうか?」
『すっごく緊張する。』
そんな話をしていると部屋のノックが鳴った。
ひ「ライラ様。マダラ様をお連れしました。」
マ「ライラ??」
『マダラ!!』
ライラは赤い着物に包まれていて、いつもはあまりしない化粧をしていて……。すごくキレイだった。いつもはなんというか…そう可愛い!いつものライラは可愛い。でも今日は大人っぽくて。これはこれでいい。
『マダラ…??そんなに似合わないかな……。』
あまりにもじっと見られたのでライラは勘違いしてしまったようだ。
マ「!!そんなことはないことを!!とてもキレイだ。」
『っ!』
ひ「そろそろお時間です。」
ひすいが気まずそうに声をかけた。
か「この扉が入場門です。」
マ「良し。入るぞ。」
『うん…。』
パチパチパチパチパチパチ。
たくさんの人が拍手で出迎えてくれ、その間を歩いていく。
それから近いの言葉をいい…。
「それではちかいのキスをどうぞ」
ついにこの時がきてしまった。
私たち実はキスしたことない。
なんか色々すっ飛ばして結婚だもんな…。
いいのかこれでいい!?
今さらだけど不安になってきたライラはマダラの方をみた。
マ「(ニヤッ)心配するな。」
(なんか今寒気が…)
「ではどうぞ。」
おじさん!!頼むから急かさないで!
周りの皆もそんなみないでー!!
って、そんなこといっているうちにマダラの顔がこんな近くに!!
ちゅっ
マダラは軽い触るか触らないかの優しいキスをした。
『/////////』
ライラは顔を真っ赤にしていた。
「皆様!!今日はうちはの頭領の結婚式!存分に楽しんでください!!」
司会の人がそういうと周りは騒がしくなった。
「マダラ様!!」
「ライラ様!!」
それからたくさんの人がライラとマダラにお祝いの言葉をいいにきた。
そんな幸せな時はすぐに過ぎた。
結婚式は終わり人は減っていき残ったのは身内のみとなった。
イ「ライラが僕の姉さんになるのか…。なんか考えられないな。」
『そっか!!これからもよろしくね!マイブラザー!!』
イ「全く姉さんには手をやくよ。まるで妹みたいだ。」
イズナと話をしているとマダラがやってきた。
マ「ライラ、イズナ。そろそろ帰るぞ。」
『もうそんな時間か…。』
イ「あっ!僕今日は友達の家に泊まってくから。」
『えつ!!イズナって友達いたの!?』
イ「そこ!!僕だって友達の一人や二人いるよ!全く失礼だな。」
マ「いつかえってくるんだ??」
イ「うーん。明日の夕方辺りかな?それまでライラとゆっくりしなよ。」
マ「悪いな。」
イ「んじゃ、僕はいくよ。あとライラ、兄さんにはきをつけてね。」
『(なにを気を付けるんだろう??)』
イズナはそういい去っていった。
マ「俺たちも帰ろう。」
『うん。』
私たちは二人で家に帰った。