輪廻の中から抜け出して

□3出会い
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あぁ。私は死んだのかな??



そうだ。あのとき私はお父さんとお母さんに捨てられて……。



ずっと泣いてたんだ。
そう、5日間ぐらいずっと…。


飢え死にってなんかやだな。


そういえば最後誰かいたような……?



(おい、おい大丈夫か!)



誰?



(起きろ!!)



起きろ??



ということは私はまだ生きてるの?



マ「!!やっと気がついたか」



目を恐る恐るあけてみるとそこには黒い長い髪をした男の子がいた。

『あなた……。誰??』



マ「俺はうちはマダラだ。」



私はぼーっと辺りを見回してみる。








その部屋はすごく広く、私1人がねるのはもったいないぐらいだ。


マ「お前、名は??」



私があまりにもぼーっとしているので相手から話しかけてきた。


『ライラ』



マ「そうか…お前はライラというのか……。」

ライラ、ライラ……。

俺は心のなかで彼女の名前を呟いた。


『あの……??』


マダラが突然黙ってしまったのでライラは怒らせてしまったかと思い思いきってこえをかけた。




マ「……!!すまない少しぼーっとしてた…。」

『いえ。謝らないで下さい。あなたは私の…………命の恩人なんだから(ニコッ)』



ドキッ




かわいい……。





いやいや、一目惚れなど…。

そんなことはない。

そんなことはないはずだ…。







『マダラさん!助けてくれてありがとうございます!!お礼をしたいのですが………。』



マ「そんなことはいい。それと敬語はなしにしよう。俺たち年も近いだろう?」








『マ………マダラ!!ありがとう!!』



マ「(ドキッ…)た…たいしたことではない。それよりライラ、お前帰るところはあるのか??」


ライラはしたを向き黙ってしまった。




マ「帰るところがないなら、ここに住んでみてはどうだ??」



『えっ…。でも、』




マ「俺の両親は戦争でしんだ。だから今は弟と二人だけだ。気にすることはないぞ。」




『本当にいいの??』






あー。


人の優しさってこんなかんじなんだな。



こんな気持ち初めて。



この人なら……。



『うっ……う…。ありがとう』




マ「なっ…泣くな…。」



『うっ………う…。』




ガラガラ




マダラのうしろのふすまがあいた。



「兄さん、入るよ……………………。女の子を泣かせるなんて。」


バタン


ふすまがしまった。




マ「まてイズナ!!これは……誤解だ!!」







マダラはいままでのことをざっと話し誤解をとくことに成功した。

















(兄さんが泣かせたようなもんじゃないか。)

(泣くは泣くでもあれは嬉し泣きだ。おれがあんな可愛いものを泣かせたりしない!)

(兄さん……。キャラが…)



マ「もちろんだ。」





マダラは自問自答を繰り返した。

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