輪廻の中から抜け出して

□2存在意義
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バッン…


バッン…



乾いた音が部屋に響く





「お前なんか生まれてこなければよかったのに………」

「どうして……どうして私の子供が、こんな化け物なの………?」


部屋には男と女がいる。
その間にはまだ6、7歳の女の子が膝をついていた。



「ごめんなさい………ごめんなさい……1人にしないで!!」


その女の子は今にも消えそうな、しかしとてもよく響く声で言った。




「お前なんか、うちの子供しゃない!だからついて来るな!」

男は冷たくいい放つ。


「自分で自由にしなさい。もうあなたの帰る場所なんて無いんだから。」



そう言うと男と女は後ろを振りかえらず立ち去った。


















イ「兄さん兄さん!!今日はどこで修行する!?」



マ「今日は体力ではなくて精神を鍛える。そうだな……」


イ「うちはの外れにある湖なんてどうかな?」


マ「そうだな。今日はそこで修行するか。」



マダラとイズナはそう言うと、荷物をもって湖へ出掛けた。














しばらく森を進むと湖が見えてきた。

イ「兄さんあったよ!!」


マ「よし。それじゃ、さっそく始めるか。今から3時間は動いてはならんぞ。」


イ「はい。」


二人は水の上にあぐらをかき座りだした。



『ヒック……うっ…う……。』


マ「!!…なんだ今の声!?」

イ「誰かの………鳴き声??」

マ「いくぞイズナ」



そういうとマダラは声のする方には走っていった。

イ(兄さんがあんなに慌ててる……珍しいな)



イズナは少し遅れてマダラのあとをおった


マ「そうだな。今日はそこで修行するか。」



マダラとイズナはそう言うと、荷物をもって湖へ出掛けた。






マ「ここか。」



少し進むと、大きな木がありそのしたに1人の少女が横たわっていた。

「うっ……うっ……う…」

鳴き声の正体はこのこか……。


マダラはそう確信しその少女に近寄った。



マ「おい。だいじょう……………。」



マダラは言葉を無くした。それはこの少女の美しい美貌とそれには似合わない、傷やあざそして痩せ細った体をみたからである。



『…………………………。』


少女はいきなり静かになった。


マ「おい!!しっかりしろ!」


意識がなくなったか。


マダラはそのこをおぶうと歩き出した。



イ「兄さーん。」


イズナが走ってきた。


イ「そのこが泣いていた子??」

マ「あぁ。それより話は後だ。今すぐ家に戻るぞ。」



マダラとイズナは大急ぎで家に帰った。

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