「泥警-後編-」


□えいと
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「ああああ!」

仮面に向かって走り出し、縦にぶった切った・・・が・・。

シュウウウウ

「!!?」

熱い・・!?

脚が・・温・・!!

仮面は倒れた。私も視線も、なんだか分からないけどぐちゃっと音を立てて低くなった。

熱い・・熱い・・脚が・・

「うああああ!!うあうう!!」

近くに開いた缶を見つけ、その中身が自分の下半身に付着してる事に気づいた頃に痛みが来た。

「瑞希いいいいい!!」

「愛っ・・待って!」

うっ

痛い・・熱い・・痛い・・















「はぁ・・!はぁ・・!」

脚・・は?
ある・・。

「はぁっ!・・はぁ!」

「大丈夫!?」

「あ、瑞希・・ありがとう」

暗いと戦いづらい・・・。早く・・基地に戻りたい。

「瑞希」

「ん?」

「なんかロープ的なのない訳?」

「無いよ?」

「どっかの家からパクるよ」

「え?・・それって・・」






























「やっぱりこーゆーことーーーー!!?おええええ!!」

近くの家から盗んだロープを使って、瑞希と自転車と私を結びつけた。

「らああああ!!」

久しぶりに戦ったあのでかい仮面。強すぎ・・。
この身体で、あんなんなっちゃうなんて・・。

青木は大丈夫・・・かな?死んでなきゃいいけど・・。
ま、大丈夫かな?

「大阪まで後少ーし!!」

高速道路を使って、大阪まで向かった。

できるだけ、戦闘は逃れたかったんだ。
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