「泥警-後編-」
□ふぁいぶ
2ページ/19ページ
「あのー・・お客様?どうかなさりましたか?」
「どうもこうも・・夢、か?そっか・・夢なんだ・・はは・・」
そう言いながらパンコーナーに行く。
夢だよね?えー・・じゃ、どこから夢なわっけ?
え?え?
ちょちょちょ・・・?
グー・・・
夢でも、お腹すくんだなー。今頃サンタがウチの枕元にプレゼント置いてるころなのかねぇ?
明太子、明太子・・・。あ、佐賀の明太子、美味しいのかな?
明太子のおにぎりを一個とり、レジに向かう。
「夢ですね〜夢」
「は、はぁ・・?」
「あ、肉まんも一つ」
「はい」
商品を受け取り、ポッケに入ってる小銭を出して、外に出た。
いただきます。
肉まん食べ終わった頃。叫び声が聞こえた。
「?」
なんだろー?
そう思いながらおにぎりを食べ始めた。
夢だけど、やっぱり怖いものはあるなぁ。早く覚めてくれないかねー。
「おっ明太子やっぱうまいっ」
ドサ・・ドサ・・・
?
なんか、雪山歩いてる人の音がする。
コ、コンビニ入ろうかな?
「・・・・」
何かがウチの後ろで立ち止まった。
嫌な予感がする・・。
ゆっくり、ゆっくりと振り返った。
「ひっ!?」