「泥警-後編-」
□ふぉー
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「お兄さんどこに住んでるの?身長こったらでっかいね!!」
「ココらへんであんまりみないけどさ、何高校?」
「寒いでしょ?ウチくるかい?」
こんなさみーのに、やけに外人多いし・・逆ナンしてくる人も
「おめー、どこ高だぁー?コラ、面かせや!」
「何肩あたってんだぁ?喧嘩売ってんのか!!?」
喧嘩売ってくるヤツも、なんでこんなにいるわけ?
それに、騒ぎ声も半端ねー。見る限り白の仮面の数も半端ねーし、小さい黒仮面もちょこちょこ・・。
白ぶっ倒してから、黒倒すか・・
でも、別にこいつら全然関係ないか。関係ねーなら興味ねー・・
さっさと港探すべ・・
?
「うっ・・うう・・」
段差で座り込んで泣いてる女がいた。見た目だと・・タメか年上かくらい。
ま、関係ねーけど・・
と思いながら、通りすがった時
「うっ・・ゆうっだい・・うう・・」
と、その女がそう言った。
少し立ち止まっちゃったけど、また歩き出した。
ゆうだいってやつと別れたわけね。辛いな、クリスマスに別れるなんて。
「きゃあああ!!」
この声・・さっきの女か?
「離して!や!死にたくない!!」
関係ねー・・関係ねー・・
関係・・
気づいたらの身体は振り返って、仮面を倒していた。