「泥警-後編-」
□ないん
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「開けるよ」
「おう」
私はその箱をゆっくり、慎重に開けた。
「?」
「何だこれ?薬?粒?」
中には、皿に乗ったオーロラ色のした粒があった。合計7粒。
選抜メンバー用の粒なんだろうか。
「どうだ?」
マルたちが後ろから覗いてきた。
「よし、コレを飲むぞ」
そう言ったマルは何のためらいもなく、その粒を飲み込んだ。
私たちはマルに視線を向ける。
「どう?」
「・・・もしかして」
マルは近くにあった置物を握りつぶした。
「「!!?」」
凄い!私と同くらいの力だ!
皆もそれを見て、すぐに飲んだ。
「・・・」
私は・・どうなっちゃうんだろう?
じっと粒を見つめた。
もういい!あたって砕けろ!って砕けちゃだめか!?
そう思いながら粒を飲み込んだ。