「泥警-後編-」


□えいと
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ー川島愛友


「うおらあああ!!」

「うぎゃあああ!!」

とりあえず思い切りこいだら、瑞希が田んぼに飛ばされてぐちゃぐちゃになった。

「最悪・・」

「たしかし・・ってか、夜中の田んぼって怖くね?ほら、ホラーの番組でよくやってる」

「やめてやめて、今度は飛ばされないから早く・・・」

ドサ・・ドサ・・

「「!!?」」

おばけ!?

足音がする方に視線を向けると、人間より一回りくらい大きい物体がこっちに向かってくる。

「な、ななななななななんすか?アレ?」

「わかんない・・もしかして・・」

私、オバケさんがこの世で1番くらいに苦手なのですね。はい。

「「あ・・」」

至近距離まで来て、分かった。

カキーン!!

「!!」

バリバリ!!

剣が振りかぶさってきて、反射的に自分の剣でガードしたが、ぼろぼろに剣が崩れてしまう。

「え!?」

「瑞希!早く首を落として!!」

「うん!」

目の前まで来たでかい黒仮面の手首を掴み、剣の動きを阻止した。

「わ!!」

が、瑞希が触手に捕まってしまった。

嘘・・

どうする!?

「瑞希!剣借りる!!」

瑞希が持っていた剣を無理矢理奪って、仮面の手首を切り落とし、剣を奪った。

「はぁ!はぁ!!」

振り返った反動で仮面の首を切り落とし、瑞希の身体に巻きついてる触手を切り、一旦瑞希を持って退いた。

「「はぁ・・はぁ・・」」

瑞希に剣を渡して、また立ち上がった。
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