「泥警-後編-」
□しっくす
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ー川島愛友
一向に着く気配がしないんですか?てゆうか、もうこのこへとへとじゃん。
「あのさー?」
「な・・なんだぁ?」
「私、変わろうか?」
「いーや!お前は仮面倒す係りだから体力残しとかなきゃあか〜〜ん!」
「変わる。命令。」
「はい」
という感じで、今、めちゃくちゃ凄いスピードで神奈川に向かってます。自分でもびっくり!
で、このホストさんが死にそうになっているので、途中のスーパーで紐を買い、こいつと自転車を縛ってあります。
え?笑い事じゃないよ?
あー!心の中で一人事はやめよう!!
「はぁ!はぁ!」
もう暗い・・流石にこのスピードでは疲れてきた。
なんてったって、後ろから来た電車と同じスピードなんだからね・・・。
「はぁ!はぁ!!」
「?」
後ろから、白いのが来る・・?
「新幹線!!?」
よし!あの新幹線と同じスピードにしよう!!
全力出せば、この身体ならいける!!
「いよっしゃああああああ!!」
ってゆうか後ろの人、静かになってるけど、生きてるのかな?
「ああああ!!」
やっば!つら!!
ってか、自転車の車輪がぐらぐらしてきてる気が・・・。
そんな時、かすかに聞こえた
「愛友!!!!!!!」
「え?」
新幹線から聞こえた声に気づいて新幹線を見た時、自転車が壊れて自転車ごと近くの田んぼに投げ出された。