「泥警-前編-」
□はち
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「え・・・い!あああああ!!」
え!?な!!な!!?
優が振り返ったと同時に腹部を突きさされた。思い切り引き抜かれ、私はその場に倒れ込む。
「・・・っあーくーーっ・・うああ・・・はぁ・・はぁ・・うあう・・」
必死に痛みに絶えた。
意味が分からない・・なんで?なんで?
何で優が?
「お前らはっきりうぜえんだよ・・・」
「はぁ・・はぁ・・うううっ・・」
「戦うとか仲間助けるとか、ばっかじゃねぇの?」
「・・・はぁ・・はぁ・・」
「小原の粒は全部もらったから・・じゃあな」
「っつう・・ま、まって!」
視界がどんどんぼやけてきた。でも、私が叫んだら止まったのは何となく分かった。
「みんなで・・一緒に・・いたほお・・が・・・それに・・なんで・・私・・を・・」
「俺は、このゲームをリタイアする方法を知ってる・・・」
「・・なん・・で?」
「そんなん学校で見つけろ、早くくたばれ、実際よえーのに生きがんな」
「・・・・」
「俺、この学校のやつらみんなうざかった。ちょうどいい、全員死ね。小原たちなんかほっときゃ死ぬべ・・んじゃ」
「まっ・・・・」
優・・
待って!
行かないでぇ!!
まさ・・