「泥警-前編-」


□なな
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「おお!やっと起きた!!」

目を開けたら・・・大切な仲間と・・バックには夜空が広がっていた。

身体の痛みが無いのを確認し、起き上がって再度皆を見る。

小原のピンピンだし、皆いる。

良かった・・・。

「無茶すんなよ」

青木が優しくそう言ってくれた。

「ったくよぉ!小原様が川島を助けてやったんだぜぇ?感謝しろよなー?馬鹿」

「もう、小原くんたら川島さんが一人で行ったって行ったらふっとんでいってしまって・・」

「うっせー川本!」

ふっと少し歯を見せて笑った。

「ほら、エネルギーつけなさい」

「あ、池田さん・・ありがとう」

池田さんからコンビニ弁当をいただいた。

「あーあ・・愛友も起きたし・・ウチはもう安心して寝れる」

「ウチもー」

「おやすみー」

私、マルと警察組以外はどこからかとってきたのか分からないけど、布団をかぶって眠りについた。

「何だ・・・ニュース速報だ・・・」

マルがアンテナを立てた携帯を見てそう呟いた。

『えー・・大矢部付近の方々にお伝えいたします。』

ニュースキャスターは理由も言わずに遠くの方に避難所を設けたので、ただちに避難してくださいと伝えていた。

私の携帯にもメールが来た。もちろん、他の人たちの携帯も鳴っていた。

「これで・・・被害者は出なくなったって訳・・か・・」
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