「泥警-前編-」


□いち
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「ちょっちょちょーす!」

私、川島愛友。この学年の女子の中心グループに所属している、ただのバカ。

「ちょーす!」

同じく、中心グループに所属の國分瑞希。
他にも前野真也、前野華也、萩生田優亜、滝口永愛、中島愛那、松沢唯がいる。

「暇ー・・昼休み遊ぶぜ!リスト、全部やり終えたし」

現在夏真っ盛り、いつめんでご飯を食べた後、ぐーたら話しをする。

「じゃああれしない?どろけい!」

私が言うと、みんなは大賛成した。

私と瑞希はこのグループの中でも中心って言ってもいいのかな?自分で言っちゃうけど、運動神経も喧嘩もかなりできると思う。

キーンコーンカーンコーン

予鈴が鳴って隠れてた場所から出ようとすると、激しい耳鳴りがした。

「いっ!!?」

目をぎゅっと閉じると同時に耳鳴りが治り、ホッとして目を開けると白い空間に私はいた。他の人たちも何人か・・。

「なに、ココ」

辺りはざわついて、泣き出す人もいる。

「愛友っ」

「あ、瑞希・・・なに、コレ?」

「わかんない?イベントかなんか?」

「なわけないぢゃん」

私のいつめんは2−Aの前野真也。2−Bの瑞希、前野華也がいた。

おそらく、この空間に集められたのはA組とB組だけ。
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