転校生の事情
□体育祭《前編》
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桜も散りいつの間にか5月という月になっていた。
5月だからか4月より少し暑くなっている様な感じがする…。
紫外線が凄く俺をさしているような気がする…。
『暑い…』
空は快晴で太陽がとても元気に見える…。
というか5月でこんなに暑いということは7月や8月はどうなるんだ?
温暖化を止めてやりたいと心の底から思う。
ロ「だらしないな…そんなんじゃ体育祭どうなるんだよ?」
ロクサスさんは呆れたように言う。
『そりゃ頑張りますよ…って、え?体育祭?』
体育祭て運動会的な感じのやつだよな?
ロ「お前知らなかったのかよ!?この学園は行事が結構あるんだぞ」
知らなかった…。
ていうかおばあちゃんが何にも学校の事教えてくれないから…。
『体育祭か…俺そういうの苦手だな…』
あんまり走るのが速くないからなあ。
ロ「まあ確かにあんまり得意そうじゃないな」
『俺あんまり行事とか出なかったし』
元々行事とかあんまり好きじゃなかった。
だってやっても見てくれる家族なんていないから。
ロ「まあ何にせよ早く種目何に出るか決めといた方がいいぞ。決めるの今日だから」
え?マジで?
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