転校生の事情
□許されない罪
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あれからロクサスさんの言う通り少し信じてみる事にした。
そしたら新しい友達ができた!!
その人の名前は…
『あ!リクさん、おはようございます』
リクさんです。
リ「ああ、おはよう」
朝から元気だなとリクさんは笑顔で俺の頭を撫でてくれた。
なんかリクさんてお兄さんて感じがするんだよなー。
ソ「あ!リクずるいぞ」
そう言ってソラ君とロクサスさんが出てきた。
ていうかソラ君がなんか怒ってる?
もしかして頭撫でて欲しかったのかな?
『撫でて欲しかったなら言えばいいのに』
そう言って俺はソラ君の頭を撫でた。
ソ「いや…そういう意味じゃ(ルイを撫でたかったなんて言えない)」
ロ「ていうか何ソラの頭撫でてんの」
そう言って俺とソラ君を離しロクサスさんは俺の頭を撫でた…。
強引に。
『ロクサスさん…痛いです』
頭をワシャワシャと撫でられ髪がボサボサになってしまった。
あんま気にしないけど…。
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学校に向かって行く途中ソラ君がいきなり叫んだ。
ソ「あ!桜だ」
目の前では桜が咲いている…。
俺の大っ嫌いな。
ソ「綺麗だな」
リ「ああ」
桜が綺麗か…。
『桜は綺麗じゃないよ』
俺は小さく呟いた。
ソ「え?何か言った?」
ソラ君が不思議そうに聞いてきた。
『何でもないよ』
作り笑いをしてそう言った。
あの桜にはあまりいい思い出がないから…。
『さあ、行きましょう』
そう言って俺達は学校に向かうのでした。
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