転校生の事情
□好き?嫌い?
1ページ/8ページ
はぁ〜。
今俺は学校に行く途中です…。
昨日学校から帰った後にバイトに行くのを忘れていました。
クビかもな…。
『はぁ…』
ため息しかでません。
そんな時ふと昨日の事を思い出した…。
『(会いたいな…ソラさんに…)』
てよく考えたら何思ってんだよ俺!!
何か恥ずかしいな///
?「お〜い、ルイ〜」
俺は頭の中が混乱した。(呼ばれている事に気付いてない。)
?「聞いてる?ルイ?」
ととんと肩をたたかれた。
気づいてなかった俺はだいたい想像つくと思うけど。
『ひゃあ!?』
とびっくりしたのであった。
つうか変な声でた…。
恥ずかし//
?「なんだよ、そんなに驚かなくていいだろ?」
何でこの人に今会うんだと俺は泣きそうになった。
あ、でも泣いたりしないよ。
『ソラ…さん…?』
そう言って後ろを振り向くとやはりソラさんが…
嬉しいはずなのに何か…。
まあでもとりあえず挨拶を…。
『おはようございま…』
?「ソラ〜」
と俺に抱きついてきた。
『!?///』
な、何だこの人!?
ていうか離れてくれ!!
いかなり抱きつかれたら顔赤くなるだろ!!
『あ、あの〜』
と言うとツンツン頭の子は顔を上げた。
?「あれ、ソラじゃない…」
どう見たら俺とソラさん見間違えるんだと俺は心の底から思った。
ソ「俺はこっちだよ」
?「あ、本当だ」
と彼は笑った。
というか早く離して欲しいんですが…。
『あ、あの…離してくれませんか…?』
俺は恥ずかしそうに言った…。
俺は男なのに男に顔を赤くするなんて変だと思った。
?「え〜でも君可愛いね…なんか離したくないな」
と意地悪な笑みを浮かべた。
なんだこの人は…つうか可愛い言うな!
『そういう可愛いとかは女の人に言うものです!』
俺はムッとした。
そのムッとした顔が可愛いと2人は思ったのだった。
「「///」」
『?(何で顔あかいんだ?)』
?「ていうか俺ちゃんと女の子に言ったよ?」
俺はその瞬間脱力した…。
『どいつもこいつも間違えやがって…俺は男だ!顔見ればわかるだろ!』
と言うと彼はびっくりした。
つうかびっくりすんな!
?「え〜!?どう見ても女の子でしょ…顔見ても」
はい、もう無理。
『てめぇ…』
俺は怒りでみちあふれた。
ソ「お、落ち着いてルイ!!ロクサスも謝りなよ!」
そう言うとロクサス(?)という少年はちぇっと言って俺を離した。
ソ「ごめんなルイ、コイツはロクサス、俺の幼馴染みなんだ」
ロ「よろしく」
笑うロクサスさんは結構カッコ良かった。
カッコイイじゃんか。
悔しいけど…。
『俺はルイ…よろしく』
まだやはりソラさん以外は友達になりたいって思えない。
よろしくなんて嘘だ。
ロ「君顔可愛いのに性格結構悪いね…よろしくなんてするきないだろ?」
俺はその言葉にびっくりした。
ソ「何言ってんだよ、ロクサス!」
ソラさんは怒っていた。
俺なんかのために怒らなくていいのに。
『クスクス』
俺は笑ってしまった。
ロクサスさんは驚いてる。
そんなにびっくりしなくてもいいのにな。
『そんなのわかってるよ、俺が性格悪いぐらい』
だからあの人達は俺の前から消えたんだ。
ソ「ルイ…」
ソラさんは心配そうに言った。
その逆にロクサスさんは笑いだした。
ロ「お前面白いな」
と言って。
『そんな事より早く行かないと遅刻するよ』
ソラさんは俺の言葉にはっと我にかえりうんと言った。
→