転校生の事情

□はじまり
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桜の花や雪が降ると思い出す…。



あの嫌な2つの光景が…。



昔はあんなに大好きだった桜や雪。



でも今はどっちも大嫌いだ!!



思い出したくない光景が思い出される…。



あの事件は全部俺のせいだ。



だから、もう誰ともかかわりたくないんだ。



俺のせいで誰かが傷つくのなんてもう見たくないから…。









中学生、俺はあの2つの事件のおかげで2年の途中で学校をやめた…。



今は1人でアパートをかりバイトをしてる。



俺の事さいようしてくれるバイトはなかなかなかったけど。



なんとかいけた。



バイトで1日が終わる…。



それがいつもの日常。



でもある日俺の日常ががらりと変わってしまう…。



もしあの時俺がバイトに行っていてあの電話にでなかったら。



たぶん俺はあいつらと出会わなかった…。










『え?今なんて?』



バイトに行こうとしていたのに電話がかかってき。



電話にでると相手はおばあちゃんだった。



おばあちゃんと話すのは何年ぶりだろうか?



お「だから、高校に行かないかて聞いてるんだよ」



俺はその言葉に驚いた…。



「おばあちゃん…俺…」



お「わかっておる、ルイが行きたく無いのは」



おばあちゃんは話を続けた。



お「だがな、これもお前のためなんだ…きっとあの2人は今のルイの生活を望んで無い…」



おばあちゃんは悲しそうに話した…。



おばあちゃんが言ってる事が正しいのはわかってる。



でも…



『ごめん、おばあちゃん…俺はやっぱり無理だ。バイトしないと金無いし…』



本当は嘘だ…。



金はたくさんある。



お「ルイの嘘はばればれだよ、お前はまだあの事件の事を自分のせいだって思ってるのかい?」



おばあちゃんに嘘はつけないなと俺はその時に思った…。



『うん、だってあれは…』



お「いいかい、もうあの事件のことは忘れなさい。それに明日にもう高校に行くように言っといたから」



はあ!?



明日?



いきなりすぎるだろ!?



『おばあちゃん!何勝手に…』



お「制服とかは今日届くようにしておいたから。それから学校の名はKH学園よ」


と言っておばあちゃんは電話をきった…。



勝手すぎるだろ!



そう思ってたらインターホンがなった。



多分制服とかだろ…。



『最悪…』



俺は明日からバイトではなく高校に行くことになったのであった。

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