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□心拍数#0822
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俺の心臓が止まる頃には、きっとこの世を満喫し終わってると思うんだ。

だって、名無しさんに出会うことができたから。
やり残したことが、何もないくらい 名無しさんの隣で笑い続けてたいんだ。

この胸が、脈打つうちは、 名無しさんを守ってあげたい。
俺の生きる意味なんて、それでいいんだ。

名無しさんを傷つけたことも、いっぱいあったね。
俺は、泣いたり怒ったり、笑ったり、いろんな 名無しさんを見てきた。
もちろん、俺しか知らないことも。

もう一度、もう一度って同じ心を重ねてみて俺は、また 名無しさんのことを知ることが、できたんだ。
名無しさんも、俺のこといっぱい知ることができたかな?

俺と 名無しさんが出会えたことに、何か理由はあったのかな?
もし、無かったとしても俺にとっては、すごく嬉しい事だよ。
ただ、こうして 名無しさんの隣に居ることが、俺の一番の幸せなんだ。
名無しさんは、どう感じてる?

手術が成功したら、 名無しさんといろんな所に行きたい。
もちろん、俺がサッカーしてる姿も見て欲しい。

ほら、もう泣かないの。
前に”大丈夫、きっと成功する“って言ってくれたのは 名無しさんだろ?
だから、大丈夫。心配しないで。
「じゃあ、行ってくるね。」

必ず、戻ってくるから。

ー愛し続けると約束しよう。
いつでも君が寂しくないようにー
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