もうひとつの人魚姫物語

□第二章
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「ん、朝?」

小鳥のさえずりで目を覚ましたミネリアはいつもの通り、ベットから起き上がろうとする。
だけど
いつもの様に起き上がる事が出来ない。

「あれぇ?」

不思議に思ったミネリアが腕に力を入れて一気に起き上がると、その反動でベットから転げ落ちてしまう。

「え…うそ」

ミネリアはあらわになった自身の下半身を見て驚愕する。
そこに
魔女に貰った足はなくなっていた。
あるのは
鱗の着いた人魚の下半身。
水中を泳ぐ為の、地上を歩く事が出来ないものー…
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