ーよんでますよ、アザゼルさん。ー
□こんな依頼なんて…
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「こんな依頼なんて聞いてまへんよー!アクタベはん‼」
「あ?うるせーな。ちゃんと犬になりきれよ」
ドス
アクタベさんの蹴りがアザゼルさんに命中する。
先ほど喜んでアクタベさんについてきていたアザゼルさんだったが、犬スーツ着用して犬になりきれという注文に文句たらたらなアザゼルさん。
「アクタベは〜ん、何でこないな依頼受けはったんですか⁇」
それもそうだ。
さっきからアクタベさんとアザゼルさんは同じところをぐるぐると回っているだけだった
「あ?……最近、この付近で花壇にクソがしてあってなんとかしてくれって。というわけでだな、犯人探しだ」
「めっちゃ地味な依頼やないですか」
「うるせーよ」
ドス
とまたアザゼルさんに蹴りが命中する
「でも、そんなウ○コ関係やったらべーやん連れてきた方がよかったんとちゃいます?」
「ベルゼブブには、違う仕事を与えてるからしょうがなくお前を連れてきたんだ」
そして何回目かの蹴りをアザゼルさんが受けていた時。
「あっ…あれ⁉」
アザゼルさんが指を、さした所にアホそうな犬が花壇にウ○コをしていた
「あれだな…」
アクタベさんは口の端をあげて笑うとアザゼルさんをアホそうなイヌの所まで蹴ったのだった。
「うそーーーん‼」
「しっかり捕まえろよ」
とか言われたものの捕まえられるわけもなくアホそうなイヌに逃げられてしまった。