ハリー・ポッター夢(子世代)
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梅並にプロポーズして、木元家にも挨拶をした後。
「セブルス、」
スネイプは毎晩のように梅並を抱いていた。
今まで会えなかった分肌を触れ合わせていたいと言うのもあるし、自分だけが梅並を知っていると言う事実も強い独占欲に拍車をかける。
「はっ」
声を出すなと言えば手首を噛んででもそれを成し遂げる姿に、愛おしいという感情がそのまま溢れ出ていく。
もっとも、もう声を出すなとは言っていないが。
「っ、」
毎日のように解いているそこはとても柔らかく、指で撫でるだけで濡れ始める。
「ずい分慣れてきたようだな」
「、」
恥ずかしそうに目を閉じて顔を赤くし、口を閉じる。自分から抱いてくれと言った人物とはとても思えない。
柔らかいそこを傷つけないように指を押し入れて、トロトロと溢れてくるモノに酔いしれる。
「ウメナミ」
「、セブルス」
口づけをせがむ視線と仕草が、たまらなかった。
この日、食材を買いに行っている梅並に許可を取り、家にある材料や研究書を見ていた。
何を見てもいいと言われていたので、『風来坊』のカタログからフクロウ便のカタログ、その他にも聞いたことのあるような無いような店のカタログを見ていた。
風来坊は他の店に比べると品数は少ないが、取り扱っている品が特殊ゆえに人目を引いた。
こうしている今でも、薬を売ってくれという依頼がわんさか来ている。
大抵の薬は作り置きが可能な様で、机の上に広げられている白い紙に金と何をどのくらいと書かれた紙が現れてからすぐに送ることが出来ていた。
ストックが減っている物があれば作って置こうと立ち上がり、沢山のビンが並んでいる棚へ向う。
そこで、小さな引出しに目が行った。そう言えば、梅並がここを開けているところを見たことがないと思い、手をかける。
中には幾つかの小瓶とその説明書だろう紙が入っていた。
なんの薬だと紙を広げて、目を見開く。他にもあったビンの中身も、一様に同じ効果の物だった。
「ただいま」
「ああ、お帰り」
このやり取りが気恥ずかしいながらに嬉しいと笑って、買ってきた物をキッチンへ運ぶ。
後ろからこちらを見ているスネイプの視線を感じながら、夕飯の支度を始めた。
夕食をすませ、無くなりそうだった薬も作り足してベッドへ入る。
いつものように抱きしめられて、窓から入ってくる月明かりの中キスをする。
毎晩のように繰り返される甘い交わりが嫌いなはずはなかった。
だが、この日のキスはいつもと違った。
触れた唇から流れ込んでくる何かの液体。驚いて離れようとするが、ベッドに押し付けられた。
「ゲホッ、な、?」
「昼間、興味深い物を見つけた」
薄暗い中でもはっきりと見えたその小瓶に目を見開く。
取り返そうと手を伸ばしても遠ざけられて、たったその動作だけで自分の息が上がっているのが分かる。
「この薬を販売している店は男でなくとも聞いたことはあると思うが、まぁ、君はカタログを持っているほどだ。説明は不要だろう?」
「い、いら、」
「客からこのような薬も取り扱ってくれと、手紙でも来たのかね」
みるみる赤くなり、息を荒げて震えだす梅並を見下ろして口角を上げた。
スネイプが昼間見つけたのは幾つもの媚薬だった。
その中でも即効性があるものを選んで飲ませてみたのだが、これは中々面白いと見つめ続ける。
力が入らないのか、さっきまで起こしていた上半身もベッドに沈めて体を小さくしている。
普段はクールな方であるが、夜は結構乱れていた。
なのに、今のこの姿はその比ではない。
「商品を作るにしても、実験は必要だと思うが?」
「ひ!」
服の上から背中を撫でれば、短い悲鳴を上げてのけぞらせる。
それを何度か繰り返していると、次第に喘ぎ声に変わって行った。
「ああ!セブルス!やあ!」
「私はまだ何もしていないが?」
「さわっ、触ったら!!あああ!」
背骨をなぞってからあばら骨へ指を這わせる。
その途端大きな声を出して軽くイってしまった。
肩で息をしている梅並を見下ろして、自身が熱くなるのが分かる。
乱れた姿がこんなにそそられるとは、予想以上だった。
「触れただけでこれでは、今夜は大人しく寝るとしよう」
これ以上は辛いだろとこめかみへキスをすれば、それさえも快感に変わったらしい。
肩が跳ねてとろけた目で見上げてくる。中性的で男にも見えなくはない顔の造りをしているが、今のこの顔はもう女にしか見えない。
「お休み」
囁いて体を離そうとすれば、震える手で服を掴んできた。
その手を掴んで、ゆるくマッサージするように離させる。
梅並の顔が、また快感で歪む。
「ああ、すまない。とっさに触れてしまった」
ワザとらしくそう言って手を離せば、泣きそうな顔で見上げてくる。
「や、やめないでっ」
「辛いのだろう?無理はしなくていい」
説明書には一晩で効果は切れると書いてあったから、後数時間の辛抱だと猫なで声で言えば、
「、セブルス」
上目使いで名を呼ばれた。
「おねがっ、さわっ、助けてっ」
いつだったか、蘭樹が大広間で叫びながら梅並にキスをしていた事を思い出した。
なるほど、これでお願いされたら断れない。
キスをして舌を絡めれば体をビクビク震えさせて喘ぎだす。
服の中へ手を入れて直に触れれば、それだけで背中を反らせた。
「すごいな、これだけで音が聞こえるほどだ」
「ああ!い、いわなっ!あああ!」
膝で陰部を刺激すれば水音が聞こえてきて、またイった。
「どこもかしこも、性感帯になっているな」
「あ、ああ」
半端に服を着たまま引くついているのを見下ろして、これならいけるかもしれないとズボンを脱がせる。
指で触れるその場所は、いつも自身を入れているそこよりももっと下。
「!?や!ちがっ!」
「どうした、もっと力を抜け」
「そこじゃなっ、?!」
暴れる梅並を抑えこんで指を一本中へ入れた。
目を見開いて驚いていたが、その後はまた喘ぎだした。