ブリーチ2(夢)

□カナ47
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夜、静かな部屋で二人きり。
その間に甘い空気が漂っても何もおかしくはない。

「今日は、疲れているんじゃないですか?」
「だ、大丈夫っ、です」

「そうですか」

既に息が上がっている華奈を寝かせて、上に覆いかぶさる。

「んんっ、はぁっ、ぁ」
「華奈さん」

仕事の時間以外で一緒にいる時に伊江村が名前で呼んでくれるのが好きだ。

「痛くはありませんか?」
「っ、だ、ぁっ、大丈っ」

優しく自分を触ってくれる伊江村が大好きだ。

「まだ慣れていないのですから、無理はしなくていいですよ」

何も言っていないのに、こちらの事が筒抜けのように言い当てられるのが、くすぐったく感じるのと共に、嬉しくて仕方がない。

「ゆっくりでいいですから」
「は、はいっ」

華奈を抱えて自分を跨がせると、そこに座るように促す。
恥ずかしいのか顔がどんどん赤くなっていくが、なれていない内はこういう体勢の方がいいだろうとキスを贈りながら腰を支えるように掴む。

「っひぅ、はっ」
「焦らず、」

「で、でもっ」

伊江村さんが気持ち良くないじゃないですかと涙目で見下ろされて、

「そんなことは、ありませんっ」

全くもって、気持ち良くないなどということはない。
今だって、目の前にいる華奈をどうにかしてやりたいという気持ちを無理矢理押さえ付けているのだ。

ズズズッと音が聞こえて来そうな程、狭い華奈の中に入っていくに連れて沸き上がってくる衝動。
我慢をしていれば、華奈が胸に縋り付くようにしてくる。

「あぁっ、い、伊江村さんっ」
「っ」

根本まで入りきったのを確認して、顔を上げた華奈の口を塞ぐ。

「ん、ふっぁ」
「華奈さん」

グッと腰を抱きしめて深く舌を絡ませれば、鳥のような小さな舌を出しながら背中を反らせる。

「動きますよ」
「あ、あぁっ、伊江村さんっ」

涎を流しながらよがる華奈が、本当に可愛い。

「っ、華奈さんっ」
「伊江村さんっ、伊江村しゃっ」

小さな体に、しなやかな筋肉。
健康的な肌に、真っ直ぐこちらを見てくる大きな瞳。
抱き着いて来て、一生懸命下唇に吸い付いてくる姿が、

「伊江村さぁんっ!」

可愛くて仕方がない。


眠っている華奈に口づけを一つ。
瞼、額と落としていき頭を撫でる。

小さな子供のような、純真な気持ちだけでこちらに手を伸ばしてくるその姿が、可愛い。

「華奈さん」
「、ん」

抱きしめれば擦り寄ってくるその仕種が、

「いえ、むわさん?」

薄く眼を開けて、回っていない頭と口でこちらを見て呼んでくる。

「ん」

口づければ、頭を撫でれば、

「伊江村さん」

あの顔でこちらを見てくるその姿が、好きで仕方がない。

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