SS

思いついた短いのを投下。
続くかもしれません。
ぶつ切りかもしれません。
後に文になるかもしれません。

◆no title 

空が、半分闇で半分紅。
そんな中途半端な時間帯。
不意に鳴ったチャイムに扉を開けて、驚いた。
今この国にいないはずのやつが、目の前にいて。


「何してんの…、お前?」


マフラーに顔を埋めた仏頂面が、ちらりとこちらを見る。
ふいと視線をそらし、扉を開いていた俺を押し退けると、無言のまま人の部屋に上がり込んできた。
家宅侵入だぞ。

慌てて扉を閉めて追いかければ、リビングに勝手に入って高そうなコートを脱ぎ、ぼんやりと立ち尽くしていた。

視線の先は俺が先程まで見ていたニュース番組。
あまり大きくはない画面の隅に、“快挙!!跡部景吾グランドスラム達成”の文字。
今、日本だけでなく世界を湧かせているトッププロは現在俺の目の前で己の活躍を報じる世間を無感動な瞳で見つめていた。




続きを書きたい、しかし時間がない。

2012/04/26(Thu) 00:21 

◆オ●ニー 

「おい、忍足」

「な、なんや跡部…」


それは、誰もいなくなった部室で、唐突に。


「お前、確か一人暮らしだったよな」

「お、おん。そうやけど…」

「……ちょっと部屋かせ」

「はい…?」

「………」

「またなんで部屋なんか…自分ん家にいくらでもあるやろ?」

「家はダメだ、人が多い」

「……?なんで、人多かったらあかんの…?」

「……●ナニーというのは、人前でするものじゃないんだろ…?」

「#%℃£%¢&?!」

「何言ってんだよ…だから、な?お前の部屋かせ」


こいつは、俺を殺す気か?
それとも誘われているのか?

こんな、こんな俺の部屋で、オナ●ーしたいだなんて。

気づいていないのか、俺がお前を好きだって。

2012/03/20(Tue) 11:56 

◆おっぱい 

処女な跡部ちゃん。


「景ちゃん!」

「あん?」

「お願いがありますっ!」

「お、おう。何だよ…」

「おっぱいを!俺に景ちゃんのおっぱいを見せてください!」

「………」

「………」

「………」

「……けぇちゃん…?」

「………」

「やっぱり、あかん、よな…?」

「……いいぜ」

「……?!」

「胸くらい、見せてやるよ」

「…ほんまに…?」

「あぁ、……………ん、ほら」


鼻血を吹き出した忍足。
以来、跡部は忍足に着替えを見られるのをかなりいやがるとか。

2012/03/09(Fri) 14:55 

◆二人だけ。 


「あっ、あっ…ふあっ、ん…」

「景ちゃん、かわえぇ…」


綺麗な人。
かっこいい人。

俺の恋人。
俺だけの恋人。


「ふっ、ん、ゆうしぃ、ゆうし…」

「ん…?」

「んっ、あ…けいごだけ、けいごだけをみて…っ」

「景ちゃん…?」

「ひっ、あっ、ゆうしっ、もっと…もっとしてっ」


綺麗な貴方を皆が見てる。
私は貴方しか見ていないのに。
誰にも渡したくない。見せたくない。
貴方も私だけ見ていて。

あぁ、世界に二人だけなら、何よりも幸せなのに。

2012/03/08(Thu) 00:24 

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