SHINeeDream
□受験生/KEY
3ページ/5ページ
下では母とキボム先生の声がする
「KEY子さんは多分…僕じゃない人に教えてもらいたいと思っていると思います。
KEY子さんの為に私じゃない人にするのはどうですか?」
「あら…あの子そんな事思ってたの?」
「はい。」
違う
私はこの世で一番キボム先生が嫌い
優しくないし、厳しいし、うるさいし……
けどバカな私でも分かる
さっき先生が言ったようにこれらは
私の為
だから違う先生なんて絶対に嫌
「じゃあ…キボム先生今までお世話になりました。」
「いえいえ。
こちらこそ、では。」
ガチャ
玄関の扉が開き、閉まった音がした
もしここで私が追い掛けなかったら………
一生会えない
そんな気がしたとたん私の足はすでに動いていた