SHINeeDream
□受験生/KEY
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バッ
手元にあった雑誌が目の前から消えた
顔を上げるとそこにはこの世のものとは思えない顔で私を睨む先生……
「……ねぇ……。
KEY子さぁ……分かってる?
受験生なんだよ?」
あぁー、始まったよ
キボム先生お得意のお説教
私はめんどくさいからという理由で「はい」を繰り返す
「KEY子?
ほんとその態度どうにかしたら?
こっちは教えてるんだよ?
KEY子の為を思って言ってるの……」
「はい、はい。
分かってますよー。」
「…………………」
先生が黙った
いつもなら怒鳴り散らすところなのに…
「………キボム先生?」
先生は自分が持って来たものすべて片付け始めた
見た感じかなぁり怒っている
「キボム先生?
どうしたの?」
「……………」
「ねぇってば!!」
「帰るのっ。」
え?
すべての荷物をまとめた彼は私の部屋を出ていった