ミニゲーム

□過去拍手記録
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獄寺隼人兄。名前は「悲龍」。






「隼人ー!!今日のおやつはカップケーキにしてみたぞー!」

お菓子製作の得意な兄と、

「な゙っ!じゅっ、十代目の分もあるんだろうな!?」

素直じゃない甘党の弟。

「うん。ラッピングはもう終わってるぞ〜。」

「ならいい……。」

二人はとても仲良しで、

「味見してみて!自信作なんだよ。」

「……一個だけだぞ。」

互いの良き理解者でした。

「綱吉君にも感想聞いてきてくれよ!!」

「…………俺には聞かねーのかよ。」

弟は素直になれません。

「あははっ!ごめんな、隼人?
…………美味しいか?」

しかし兄はきちんと理解してくれるのです。

「ッッ!?てめえ、悲龍!餓鬼扱いするんじゃねぇ!!」

どれだけ反発しても。

「ふふっ。お味は?隼人。」

兄は弟の欲しがっている言葉を寄越すのです。

「――――不味くはねぇ。」

何処までも素直になれない弟の、

「有難うな、隼人。」

兄と言う、これほどの良き理解者はいないだろう。
「今度の日曜日、皆を呼ぼう?」

「あ?」

きっと彼等兄弟の間には、

「ティーパーティ、しようよ。お菓子一杯作って。」

血の繋がりよりも深い、

「…………悲龍。」

誰も断ち切る事の出来ない、

「ん?」

深く、丈夫な、

「サンキューな。」

「……おう!」


絆があるのだろう。













「あ、勿論ビアンキもだよ?」

「げっ。」




読んでくれて有難う。
因みに悲龍サンはビアンキよりも年上、そうですねぇ……二十歳前後の設定なんすよね。作る料理等はプロ級ですが、妹のビアンキにポイズンクッキングを習って使い分けてます。彼の作るポイズンクッキングは見た目は普通の料理です。食べると時間差で死に至ります。
だけどビアンキの溶解桜餅の様に何かを溶かす様な事は出来ません。毒殺のみです。
最近はビアンキにお菓子の作り方を教えているようです。お陰様でビアンキの技は増えるばかり……。
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