孤高の獣

□お友達〜スタージュン〜
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グルル…………

「あぁ、このえたいの知れない臭いだろう?
大丈夫だから落ち着け。」

猛獣の唸り声と少女の声がした。
ここは名も付かない位の辺境の地。森に囲まれた岩山、森を囲む様にして存在する砂漠。その砂漠に踏み入ることを許さんと言わんばかりの火山と凍土。
あり得ない自然の存在の仕方が故に、天候の変化も激しい。そして猛獣の宝庫でもあるのだ。

そこに存在する少女もまた、あり得ない。
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