T&B 小説
□バレないように!!
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僕の頭から沸いてきた、アイディア_______
それは
変装
だ。
これにはメリットが二つほどある。
まずは、一般人に気づかれないことだ。
僕はHERO界で初の、素顔を晒したまま活動をしいるHEROなのだ。
仮にも、、いや、普通に有名人なのだろう。
そんな僕が、素顔のままプレゼントを買いに行くとしたら、、
__誰に買っていくんですかぁ?
__バーナビーさんって恋人いたんですね!!
__どんな人なんですか!?
まぁ、こんなことになるのはわかる。
僕が、まさか男と・・・
しかも同じHEROと付き合っているなんて事が世間に知られたら、僕の名誉などおろか、
虎徹さんにまで迷惑をかけてしまうのだ。
それだけは、絶対に避けたかった。
そして、これは僕の中で、一番の理由になるだろう。
虎徹さんにバレない。
これだ。
そもそも、虎鉄さんに知られてしまったら、元もこも無いのだから____
あぁ、我ながら結構いい案なのではないか。
そんなことを考えて若干浮かれている僕の中で、次第に新たな疑問が浮かんだ。
_____どうやって、どんな風に変装したらいいのだろうか・・・
そして、この疑問・・いや、これは疑問ではなく、だんだんと問題として立ちふさがる。
それに比例して、僕の気持ちもだんだんと落ちていくのがわかった。
まるで最初の状態に戻ってしまった。
コレが俗に言う、無限ループというものなのか。
そんな疑問なんて、まるでシャボン玉のようにすぐ消えてしまうのであった。