DRRR!! 小説
□甘いキャンディと
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「シズちゃぁん、それ、何味?」
「あぁ?
んー、何だったかな・・・」
味なんてどうでもいい。
口のなかが、むわっと甘くなって
だんだんと小さくなって溶けていく。
ただ、それだけだ。
「えー、シズちゃんって、やっぱり大雑把だよね」
かちん
「んだとぉ?」
まったく、これは俺の短所だと思う。
もう少し、沸点が高くなればいいのに。
「因みに俺のは苺だよー
シズちゃんは可哀想に、味がわかんないんだもんねww」
いや、前言撤回だ。
俺をイラつかせるコイツが悪い!!