*short* 恋スル?
□教室のはじっこ。/D40
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あー・・つまんない。
なんでこんなにつまんないの・・。
眠くて突っ伏せば古典の森野先生に
怒られるし・・。
かと言って外は雨で眺める気もないし・・。
「ななこ!!」
『・・・ん?』
私を呼んだのは
隣の席の「平田良介」
『良介・・。また早弁?(笑』
「だってさぁ・・(モグモグ)おなか(モグモグ)すくんだもん(ゴックン)ウマッ!」
『ハァー・・。んで?何の用??』
「あ、暇なんやろ?」
『うん・・。すっごーーく暇←』
「ほなコレやるわ。あーん・・」
『?!』
良介が急に差し出した卵焼き。
これって・・。
かかかか間接キス・・?!
「はよせぇや!!森野先生にバレるやろ!」
『いた・・だきます・・///(パクッ)』
「俺の手造りやからな!!」
『・・・っ・・おいしい・・』
「やろ〜?!」
さすが俺 なんて笑ってる良介が
なぜだかすごく愛しかった。
森「そこ二人〜。うるせぇぞー・・」
『あ・・すいません(汗』
「さーせーん・・。」
『良介のせいで怒られちゃったじゃんかぁ・・』
「俺?!」
『そんなおいしいもモノ食べさせるからww』
「ハハハハッwまぁなあww」
ったく・・・。
笑ったり驚いたり・・ヘコんだり・・。
忙しい奴・・。
「なぁ、ななこ・・」
今度は真剣・・?!
『今度はなん((パクッ))』
ん・・いちご?
『ん〜!あむぁーいww』
「やろやろ?!めっちゃうまいやろ!」
森「そこ!!うるせぇっての〜!」
『あい、ふみまへん・・(ハッ!』
森「ほぉ〜・・。早弁か・・?」
『えっあ・・いや!!』
森「お前放課後職員室ね〜」
ガビーーン・・・・orz
「・・っ・くくっ・・(笑」
『何笑ってんのよ〜!///』
「いやwwひとりだけwwww」
『アンタも来んのよ、馬鹿良介!』
「俺呼ばれてないやんww」
『も〜っ!良介とは話さないっ!』
「ええ?!ゴメンて〜ww」
もー・・コイツのせいでー・・・
「しゃあないなあ・・。明日も明後日もずーっと卵焼きやるから!これでどうや!」
『そんなんでつられません〜!!』
「んじゃあ、大サービス!俺もセットでw」
・・・・?
『は?』
「だから俺もななこのモノになったる//」
『・・・え・・えぇえ?!///』
「これでええやろっ。以上っ//////」
自分から言い出したくせに
良介の顔はすっごく真っ赤で・・。
そんな可愛い良介に
『仕方ないから許してやるっ』
っていったら・・。
今日イチの笑顔で振り向いた。
こんな席で、こんな奴と隣で
こんな告白のされ方だったけど。
なにかと大好きな・・。
教室の端っこの”彼と二人の”席。