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〜No.1〜
日が落ちて、星たちが輝きを取り戻す頃。
夜空に大きな満月が姿を現す。
周りにいる星たちよりも強く輝く光は、決して主張することなく、静かに優しく、全てに等しく降り注ぐ。
山に、川に、街に、そして人々に。
ここにいる者たちにも、例外なく月光は届いていた。
「いっやぁ〜っ!この厚焼き玉子、さいっっこう!にウマイぜ!」
「この桜餅もイイぞ!甘過ぎない餡が塩漬けの桜葉と一体となって、、、う〜ん!何個でもイケる!」
「桜エビのおにぎり、白ゴマと青菜のおにぎり、梅とじゃこのおにぎり、、、う〜ん、どれにしようか迷うな〜!」
「酒もかなりの上物だ!」
桜舞い散る木の下で、花より団子の集団がいた。