Japanese Hero
□＃１
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《うおぉっと！今日も大活躍です！ゲイシャガ――ル！
花の香りで犯人を痺れさせ３人まとめて逮捕です》
かほは蔓を自在に操り犯人を縛り上げる
《やってくれましたっ期待のルーキー！
魅惑のジャパニーズヒーロー！ゲイシャガール》
電光掲示板のポイントが一気に加算される
ゲイシャガールは1週間ほど前から仲間入りした
アフロディタコーポレーションのニューヒーロー
明るい栗色の腰まである髪、前髪で顔半分が隠れている
猫目メイクと真っ赤なリップ
戦闘スーツは日本のセーラー服そのもののデザイン
ヒーローとしても人気はあるが一言もＴＶの前では話さず
愛想が悪い無口ヒーローとして扱われている
《今日もノーコメントですがいつ見ても美しいっ！
そして後ろではいつも通り折紙サイクロンが見切れています》
「ゲイシャガールのおかげで視聴率の伸びがいいわ」
「そろそろ素顔みたいよねぇ・・・」
「でもなにかコメント欲しいわよねぇ・・・」
ヒーローたちとアニエスはジャスティスタワーにいた
「実は化粧でごまかしてるだけかもしれないわよん？」
「女はすっぴんが一番だろー？」
「ゲイシャガールもそうなのかなー？」
「女の化粧はもうアートだからな・・・」
「あらん？過去にトラウマでもあるの？」
そう言えばアントニオは明らかに顔を引きつらせた
「あ！今日楓がこっち来るんだ！
んじゃあっ！迎えに行ってくるわー」
そう言って浮き足だって階段を下りていく虎徹
「ほぉんと親バカねぇ」
「嬉しそうですね」
「そりゃあ愛娘だもんなぁ」