その他
□バレンタインデー
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『ルカにゃん!ルカにゃん!』
今日は2月14日。
俺の愛しの恋人は甘い香りを漂わせ俺の傍に擦り寄る
『さぁて!今日は何の日でしょうか?』
琉夏「うーん・・・」
背中に隠されている甘い香りの正体
俺は気付きながらもわざと渋っていると
『はーい、時間切れです!コウくんに渡してこよ』
琉夏「あー待って待って」
そう言うかほを必死で止める
琉夏「俺以外にかほのチョコは渡さない」
『ルカにゃん・・・』
かほの持っていた可愛らしい紙袋の中には
美味しそうな俺好みの可愛らしいチョコレート
琉夏「美味しそう・・・かほ、ありがと」
『えへへ・・・//』
女の子にしては高めの身長だけど
俺より小さくて綺麗系ってゆうより可愛い系
そんな天使のような彼女が頬をうっすら染め笑ってる
琉夏「・・・かほ、今日の放課後俺ん家来ない?」
さっきよりも少し低く囁けばかほはバッと顔を上げた
『う、うん・・・//』
バイトでコウがいないのもかほは知ってる
夜は2人っきり、今夜の展開を悟って顔を赤くしてる
琉夏「顔、赤いよ?かほのエッチ」
『な!//違うもんっ//』
放課後、単車の後ろにかほを乗せ
WestBeachに向かった
琉夏「捕まってないと落ちるよ?」
風に負けないよう大きな声で言えば
“うん”と言ってかほが俺の背中に抱きつく
琉夏「(なんでこんな気持ちいいんだろ、コイツ)」
かほの体温も柔らかい身体も
すべてが俺を満たし幸せにしてくれる
しばらく走ってWestBeachに到着
『あーやっぱり何回乗っても慣れない・・・』
少し肩を震わせかほが降りる
琉夏「オマエすっごいくっついて来るんだもんなー」
そう言えば口を尖らせるかほ
琉夏「はいはい、早く入ろ?寒いから」