多分同じ夢を見てる.

□俺に頼れ.
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あたし.南沢桜子.
サッカー部なんだよ.

あたし.学年で1番馬鹿だから
二週間前くらいから.徹夜で勉強してるんだ….

最近.眠くてつらい…
練習もついていくのがやっと.
今日はいつもより.一段と
つらいし.気持ちが悪い….

南沢「桜子.顔色悪いぞ」

倉間「どうした?」

桜子「え….何も…」

あたしは.そう言って
シュート練にとりくむ….

桜子「三国先輩!いきま…す…」

視界が眩み.
あたしはその場に倒れ込む.

倉間「桜子!!」

神童「倉間.桜子を保健室に連れて行ってくれ.」

倉間「あぁ.」

あたしの身体が宙に浮いた感じがした.

--一時間が経過し…

桜子「ん…ここは…?」

倉間「気が付いたか?」

白いカーテンから保健室だと
あたしは悟った.

桜子「あたしは…いったい…??」

倉間「練習中.倒れたんだよ!!
なんで.倒れるまで気づかなかったんだ.自分の限界に!!」

桜子「っ…!」

倉間先輩が
あたしを怒鳴る...
あたしは.驚いたのと同時に
涙が出てきてしまった.

倉間「桜子!?
す.すまん!悪気はなかったんだ.」

桜子「うぅ…ぐずっ」

倉間「あーもう!」

倉間先輩はあたしの唇にキスをする.

倉間「女の泣き止ませ方はこれしかわかんねぇから…」

桜子「…」

あたしの頭を撫でると
倉間先輩は言った.

倉間「俺.確かにチビだけど
少し位は俺を頼れよ.ばーか」

そういわれた言葉は
なんか嬉しかった.


俺を頼れ.

(いつも小さい先輩が.
優しくてかっこよく見えた.)
 

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