短編
□日本を見据える仏頂面:穂謙
4ページ/6ページ
その頃、廃屋では
「ねえテツー、最近穂走さんよく外出するよねー」
「謙也クンが連れ出しとる・・・らしいで」
「そうなの?」
「ああ、下(1階)の奴が言うとったわ」
「へー、ターゲット君は何を考えてるんだろう」
「穂走さんに取り入って殺さへんようにしてもらうっちゅう魂胆とちゃうん?普通そうやろ」
「まあ・・・それが相場だよねー」
「まあ謙也クンはちと変わっとるからなあ・・・俺らの予想を超える反応するからわからへんけど・・・・」
「けどさ・・・ターゲット君がどういう目的で穂走さんを連れ出そうか知らないけど穂走さんがゲームをやめるようなそぶりを見せるようなことをさせるようなら・・・」
「せやなあ・・・謙也クンにお仕置きせななあ・・・・」
「うん、そうだね」
*